ビルダーズ2布教
クソ面白かったので布教します みんな買え
■ゲームシステム
まず前提知識としてゲームジャンルはサンドボックス型RPG,要するにストーリーのあるマイクラみたいなもんです
NPCの頼みで建築したり、アイテムを集めたりしながらストーリーを進めていきます
ストーリークリア後はマイクラよろしく好きなモノを好きなように建築していくことになります
☆評価点
・ストーリー
このゲーム、ストーリーがめちゃんこいいです
「勇者」ではなくモノを作る「ビルダー」である主人公の視点で紡がれるソレは、ドラクエらしさを残しつつも新鮮味を感じ取れる仕上がり
ストーリーの後半部分はこれまでの冒険で積み上げてきた物をフルに活かす構成で、王道ではありますがそれ故に心動かされるものがあります
ラスボス戦前後の演出とかあまりにも胸熱すぎて良いゲームに出逢えた幸福感で爆笑しながら操作してました
・テキスト
ドラクエの魅力を支える要素に「ゆうべは おたのしみでしたね」に代表される独特の空気感を持ったテキストがあります
今作のシナリオライターは堀井さんではないようですが、その雰囲気はしっかり継承されているように感じました
どう形容するのが正解なのか分かりませんが、読んでいて「ああ、このゲームはたしかにドラゴンクエストだな」って思えるんですよね
捉え方によっては古臭いとも言えてしまうんですが、心にオッサンを飼っているゲーマーの人たちにとっては懐かしさと安心感を得られる出来です
・キャラクター
このゲームを語るに当たって欠かせないのが魅力あるキャラクター群
主人公の相棒であるシドーを筆頭に皆キャラが立っていて非常にすこれます
キャラへの好感度が高いと自然と彼ら彼女らの利用する建築物にも気合が入りますし、ゲームモチベがウナギ昇りです
とにかく体験版だけでもやってみてください きっとアンデッドマンが好きになります
私はシドーくんとマギールさん推しです
・建築要素
サンドボックスゲームなんだしこれにも触れなきゃいけませんね
建築に利用できるブロックは非常に多種多様で、さらに一部のブロックはアイテムを用いて色の変更もできる為自由度はかなり高いです
そして個人的に嬉しいのが「NPCが自分の作ったモノを利用してくれる」こと
これのおかげで建築のアイデアに詰まりにくいです 利用してくれるキャラの為にしっかり作りこもう!って気も起きますしね
原作に登場した村や城を再現するのもなかなか面白かったりします
・建築ツール
このゲームで建築する上で役立ついくつかのアイテムが存在します
このアイテムたちが実に優秀で、サンドボックスゲームをプレイしているときに感じがちなもどかしさを解消してくれます
特に有用なのが配置済みのブロックを別のブロックに置き換えてくれるリフォームコテと離れた場所に建築できるようになるビルダーアイ
他のプレイヤーの作った建築物をコピーできるビルダーペンシルも便利です
・BGM
今作にはオリジナルのBGMはありません(多分)
原作ナンバリングから流用したモノを場面ごとにあてがう形です
このBGMの当てはめ方がメチャクチャ上手いんです
個人の感性にも拠るところですが「この場面にはアレだよなあ」って思える曲を的確に流してくれます
まあ欲を言えばオリジナル曲も欲しかったんですが、このBGMチョイスのセンスのお陰で飽きを感じることなくプレイし続けられました
×不満点
かなり完成度の高いゲームではありますがいくつか問題も抱えています
そっちも紹介していきます
・バグ
一番の問題はこれですね
今は大分バグ取りが進んでるみたいですが、それでもまだ残ってるようで
進行に影響を及ぼさないモノならいいんですがタチの悪いことにストーリー進行不能に陥ったりNPCが正しい挙動をしてくれなくなる笑えないバグが存在します
・ストーリーの自由度が低い
サンドボックスゲームは自由にマップを探索するのが楽しみの一つですが、このゲームに限ってはそうではありません
ストーリー進行で後半に訪れるべき場所に序盤から行けたりしますが、行っても特に何も起きません
NPCに話しかけても「いまはまだ話しかけられないようだ・・・」とかいう雑なテキストを返されたりします
酷いときには前述のバグの引き金になったりする為、基本的にストーリーの流れに忠実に従うことを余儀なくされるのは人によっては大きなストレスを感じる部分かもしれません
・からっぽ島に呼び込めるNPCの数が少ない
からっぽ島というのはゲーム内でプレイヤーの建築の本拠地になる島です
で、この島にストーリー内で知り合ったNPCや家畜、建築などを手伝ってくれる仲間モンスターを呼べるんですが、この上限がかなり厳しいです
ガッツリやりこもうとしなくてもすぐ満員になっちゃいます
また家畜枠と住民枠で分かれてたりもしないので、この辺の折り合いにも気を配らなければいけません つらいな
・建築ツールを入手するのが面倒
前述したリフォームゴテ等のツールを入手するには「開拓レシピ」というモノをクリアしなければなりません
建築に便利なツールを入手するために建築を強制させられるわけです これが結構面倒臭い
全てのツールを解禁するまでにはかなり時間を使わされます 休日の一日や二日は簡単に消し飛びます
他にもNPCのチェスト判定や料理の仕様などいくつか首を傾げざるを得ない部分もありますが、あまり細かいことでウダウダ言っても仕方が無いので割愛します
☆〆
不満点を挙げこそしましたが、それでも全体としてはかなり骨太な出来で、ドラクエの名を冠するに相応しい良いゲームだと思いました
皆さんもぜひこのゲームを買ってください そしてシドーくんをすこりなさい
それじゃヒトデまみれのシドー君用個室でも作るか・・・
ビルダーズ2 すこすこキャラランキング
※ネタバレ注意
独断と偏見と多量の限界オタク成分が含まれています
5位 ジバコ
ギャル兵士
陰キャこじらせてるので基本的にこういうパリピ然としたキャラあんま好きじゃないんですけど、ジバコちゃんはパリピから軽佻浮薄な感じを抜いて元気溌剌なところだけ残してくれてるのでめちゃすこれます
トイレに手突っ込んで「アレ」回収してくれてたり、兵士としての仕事はちゃんとやってたり、見た目に反して結構マジメで逞しいところもすこすこポイントですね
どこぞのネイルアーティストも見習ってくれ
4位 キッシム
イケメン骨
物騒なことのたまうけど隠し切れないお人よし、いやお骨よし?
性格もいいけどゾンビ系モンスターの中じゃ結構格上らしいのもイケメンポイント、箱舟作りを渋るスカルナイトたちを一喝するシーンすき
味方サイドのホネ達はどうしてこうもイケメンぞろいなんだ
3位 アンデッドマン船長
イケメン骨その2
こいつもやっぱりいい骨感が隠し切れてない
序盤で転んだ主人公のこと気にしながらも振り切って船の様子を見に行くところ好きです お骨よしなだけじゃなくて冷静な判断力があることが伺える
ラストステージで満を持して再登場したときは嬉しくて思わずニヤニヤしてしまった
船長に限った話じゃないんですが箱舟の仲間達とはもう会えないんですかね 再登場フラグは立ってるのでDLCワンチャンって感じですが
好きなキャラが多すぎてランキングには入れられなかったけどメタッツとかジゴックさんとかも好きだったんで、どうにかしてもう一回会いたいですね
二位 マギール
なんかもうね マギールさんのこと思い出してるだけでツライよね
このゲームで一番最初に死んだ推しです
頼りがいがあって、茶目っ気もたっぷりとかいう超有能
マギールさんと一緒にからっぽ島で野菜育てたかった っていうか君パッケージのからっぽ島に堂々といるしさあ!当然島に連れて行けるものだと思ってたんだよなあ!
最期のチャコに向けた言葉がすんごい胸に刺さる 刺さりすぎて吐血してる
DLCで救済されて欲しい気もするけど、散り際が凄く良かったし、ある種途中で死んでしまうことでキャラの価値が高まってるところもあるので、軽々しく復活して欲しくない気持ちもあります 難しいなあ
あるとしたらモンゾーラの大樹を世界樹に進化させて云々みたいな感じですかね?
1位 シドー
すこ
かわいいな ああかわいいな シドーくん(575)
冒険の始まりからエンディングまで余すところ無く可愛い 完全無欠の嫁パワー
すこすこポイントが毎フレーム発見される男 こいつやべえよ性癖と理性の破壊神だよ
破壊神の化身らしく結構荒っぽいところはあるんですけど、基本的に真面目で義理堅いキャラなんですよね それでいて見た目相応に子供っぽいところもあるという オッカムルでのシドー君本当楽しそうですこ バニーやえっちな本がなんなのか全然わかってないシドー君もっとすこ
ムーンブルクでシドーくんとの仲が険悪になっていくところ本当辛かった あれがあってこそラストのハイタッチからEDまでの流れが輝くんでしょうけど
最近は結構女主人公とのカップリング創作とか結構盛んらしいんですが、個人的にはシドー君と女主人公の間には恋愛感情とかそういうの無いほうがエモいと思ってます あくまでも相棒ないしは親友として暮らして行って欲しい
無論男主人公との関係もすこです 王道少年マンガ感がありますよね
おわりに
このブログ書いたやつキモくね?